ゆいレール一日乗車券で周る旅!「那覇まちま~い ゆいレールと軽便鉄道」(其の四)
さて名残惜しいですが、最終回です。
今日は、3つの路線の起点となった「那覇駅」に下車。
今は、那覇バスターミナルがある場所。
当時は、市場等が隣接し、多くの人が行き交いし賑わっていたそうです。
今も昔も変わりないですね。
そして、冒頭の写真ですが、バスターミナル構内にある
「仲島の大石」です。
風水上、縁起の良い岩とされ、琉球王国から現在に至るまで
多くの方が祈願に訪れる岩。
県指定天然記念物である「仲島の大石」だけが、軽便鉄道「那覇駅」時代からの
遺物として現存しています。
またまた登場~! 葛飾北斎さんの「琉球八景」は「那覇まちま~い」にしばしば登場します。
前にも触れましたが、葛飾北斎さんは一度も琉球には来ていませんよ~。
中国からの使者が描いた「球陽八景」が江戸に渡り、その絵に感銘した
北斎さんが、想像に任せて「琉球八景」たる素晴らしいシリーズの絵を残して下さったのです。
「仲島の大石」は、この絵「中島蕉園」の舞台となった場所なのですね♪
さて、余談ですが・・・
昨日紹介した本「おきなわ軽便鉄道マップ」の著者、波平エリ子さん(沖大・沖国大非常勤講師)に協力して
編集チームに携わっていた通訳ガイド仲間が、「軽便・糸満線の跡をたどるコース」を企画して招待してくれた
時の事を思い出しました。
そう言えばちょうど2年前に当たります。偶然・・・。
私達6人グループが、軽便の築堤の跡(三角橋)に到着すると、
波平エリ子さんが、某TV番組の取材撮影に応対中でした。
軽便鉄道跡を辿っている私達は、TVクルーにとって格好の題材の対象!
「休日の日、地元の方達も軽便鉄道の跡を辿って訪れています。」と近づいて来てコメントを求める。
本土出身の私は向けられたマイクを地元出身の年上のご婦人へと促す。
彼女の口から出たのは、何の迷いも無い正直な感想でした。
「今日、サトウキビ畑の中を軽便鉄道が走っていた跡を辿りながら、自分の親や祖父母達が、ケービンに乗りながら、目に入る景色をどの様に感じていたのだろうと想像していると、当時の親や祖父母の様子を身近に感じられ感慨深いものがありました。」
2年前の事なので、正確には覚えていませんが、この様な内容だったと思います。
ただ、2年経った今でも彼女の言葉を隣で聞いて「懐かしいような温かいような」気持ちが自分の心の中に
広がった事と彼女の優しい表情は良く覚えています。
2003年、県民の願いが叶って開通した「ゆいレール」に乗り、タイムトラベルして「ケービン」鉄道を追っていく。
あなたの両親が、祖父母が、見た景色が、肌で感じた風を想像体験できるかもしれませんね。
最後に登場!「ゆいレール一日乗車券」~。
私、このデザインがとっても気に入っています。
ゆいレールの上には、シーサー、きじむな~、やんばるくいな。
京太郎(ちょんだらー)や、国王、王妃まで・・・。
お客様の旅行中に登場するであろうキャラクター達が揃って手を振ってくれている。
好きです。思わず笑顔を誘うこの光景♪
この「那覇まちま~い ゆいレールと軽便鉄道」コース、
4月は、4日、10日、24日にツアー予定です。
詳細は、下記リンクをクリック下さいね♪
http://naha-machima-i.com/wp/?p=452 (那覇まち~いHP)
この記事へのコメント
久高島に行くときのバス停の近くで、
見たような気がします。
そういえば戦前は沖縄にも鉄道あったんですよね。
その跡を巡るのも楽しそうですね。
次回の来沖で時間があれば参加してみて下さいね。昨日から「ゆいレール・那覇バス一日共通券」も販売開始になりました♪
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20110401rky00m020004000c.html